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瓦屋根はメンテナンスが必要です

[DATE] 2021-03-19

どんな屋根でもそうですが、瓦屋根は定期的なメンテナンスが必要です。

「瓦は100年以上もつと言われたのに、どうして10年20年に1度のメンテナンスが必要なの?」そう思われる方もおられるかもしれません。

 

瓦そのものはとても耐久性の高い屋根材です。正しく扱えば長期間にわたって屋根を守ってくれるということは、歴史的建造物の多くに瓦が使用されていることから既に実証されています。瓦に関しては他の屋根材のように塗料の塗り直しも必要ありません。

 

問題は瓦を固定する漆喰やその他の部分の耐久性です。瓦は100年もちますが、漆喰や防水紙などは瓦に比べればどうしても耐久性は落ちてしまいます。瓦屋根の頂上にある棟瓦(棟瓦)を固定している漆喰は15年前後でひび割れや剥がれが見られるため、棟瓦が崩れてしまう前に補修を行う必要があります。瓦の下の防水紙(ルーフィングとも言われます)は20年以上経てばやはりこちらも劣化して本来の機能を失っていきます。雨漏りを防ぐためにも、こちらも定期的に葺き直す必要があります。

 

正しくメンテナンスをすれば、屋根の大部分を占める瓦そのものは長持ちしますので、長期間にわたって新しい瓦を用意する必要がありません。ぜひ瓦屋根の正しい知識を手に入れ、美しく耐久性のある屋根を維持していただければと思います!

 

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