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屋根の葺き替え~メンテナンスのポイント~

[DATE] 2021-02-19

屋根は建物の中でも、多くの雨や紫外線を受ける箇所ですから
メンテナンスをきちんとすることは、家全体の寿命を保つことと同じこと。


代表的な和瓦の場合、瓦が割れていなければ拭き直しによる再利用が可能です。
瓦をいったんおろし、下地の野地板や垂木
下葺材であるアスファルトルーフィングや瓦桟木などを修理してから
下ろした瓦を葺き直すことができます。

セメント瓦も物理的には再利用できますが、万が一割れてしまった場合の代替品は手に入りにくいため
葺き替えよりも、他の屋根材に変更するケースが多いです。


また、スレート屋根や金属屋根のメンテナンスにおいて
近年では既存の屋根のうえに新しい屋根を重ね葺きする「カバー工法」が広く普及しています。


カバー工法のメリットとしては次のような点があります。

・葺き替えとちがって、既存の屋根をはがさないため、施工中の雨漏りトラブルの可能性が低い
・既存屋根をはがさないため、そのぶんの処理費用が減額できる
・葺き替えと比較して、工期が短縮できる


とくに、スレート屋根がアスベスト混入の場合には、処理費用が高額となりますし
施工後は、断熱性もアップします。
しかし、デメリットもあります。

・屋根材の下地(野地板や垂木)の状態確認や補修・補強ができない

仮に、下地が傷んでいたとしても、そのまま上からかぶせてしまうため補修することができなくなります。
また、屋根を重ねて葺くので、現状よりも重くなることは間違いありません。
そのぶんだけ建物への負担も多くなります。

メリットが多くたいへん人気のあるカバー工法ですが
メリットとデメリットをじゅうぶんに知って検討することをおすすめしています。


群馬県利根郡みなかみ町の株式会社矢島ルーフは屋根工事を専門とした会社です。
積み替え(棟)、葺き替えなど屋根工事全般から各種補修工事まで承っております。
瓦の種類などご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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