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陸屋根の防水層を作るには~代表的な防水層~

[DATE] 2021-01-20

屋根は一般的に斜めになっていて、雨がスルスルと下に落ちていくような形をイメージしますよね。
しかし、そうした勾配のない屋根もあり、それを陸屋根といいます。

陸屋根は、勾配(傾斜)のない平らな屋根で、「りくやね」や「ろくやね」と呼びます。
「屋上」という言いかたも当てはまりますね。バルコニーも陸屋根の一形態です。

居室の上に設けられたルーフバルコニーは、本来だと勾配のある屋根がかかる部位ですが
スペースとして使えるように水平面としているため、建築基準法上も屋根の扱いとなります。

しかし、まったく勾配がなかったら、雨水がたまってしまうばかりですので
実際にはごくゆるやかな傾斜が設けられてはいますが
とはいえ、やはり水平面で雨を受けると考えますので、防水層の施工が必須となります。


防水層には、いろいろな種類がありますが、代表的な防水層をいくつかご紹介します。


【FRP防水】

FRPとは、繊維強化プラスチックの略称で、ガラス繊維などの強化材で補強したプラスチックのことです。
防水層に継目がなく、非常に強固な防水面となるため、歩行に適していることと
木造住宅のバルコニーのようにコンパクトな面積に適していることから、多く使われています。
工期が短いこともメリットです。


【ウレタン防水】

ウレタンゴム系の防水材を塗布して塗膜を形成する防水工法です。
複雑な形状にも対応できるのが特徴です。施工に際しては特殊な機械や工具がいらないので
比較的かんたんに施工することができます。メンテナンスに使いやすい工法と言えるでしょう。
ただし、塗膜の仕上がりは、ばらつきが生じやすいという難点もあります。


【シート防水】
合成ゴムシートまたは、塩化ビニル樹脂シートを張り合わせて作る防水層です。
ジョイント部は張り合わせたり、溶かしたりして張り合わせていくため
はがれやすい点には注意が必要ですが、建物や下地の動きに影響を受けづらいのがメリットです。

 

群馬県利根郡みなかみ町の株式会社矢島ルーフは屋根工事を専門とした会社です。
積み替え(棟)、葺き替えなど屋根工事全般から各種補修工事まで承っております。
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